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2024年4月20日(土)
キリシマツツジが

 キリシマツツジが

「つどいの丘」からの眺め
今日は黄砂のためか
霞んだ景色

それでも ここは
キリシマツツジが満開となり
多くの人が訪れている

そんななか
宇宙の星屑の一部を借りて
宇宙の意識の一部を借りて
我はささやかな命の花を咲かせている

だが
この微小にして一瞬の命の花
なんと無限にして永遠を感得できる

無限の感得
一番手近なのは星空
とりわけ澄んだ空気の星空がいい

永遠の感得
これは 世界史 地球史 宇宙史と
さかのぼって138億年

ああ この一瞬を
生き生かされていることが
どれだけまれなことで幸せなことか

早緑に 赤白ピンク 映えにけり
今ここに 生き生かされて ツツジ咲く

2024年4月13日(土)
淡い新緑のころ

 淡い新緑のころ

淡い新緑のころ
猿投山の山肌は日々に新た
山桜の模様も山頂へと駆け登る

こんななか
2週間ほど前に蒔いた人参の種
その芽が被せた新聞紙を突き破って
グイグイっと出てきた

そんな生命力
か弱く見える人参の芽にも
新聞紙をも突き破る大きな力がある

淡い新緑の奥にも
太陽や地球の恵みを受け
伸びようとする生命力が潜んでいる

こんなことに触れると

ヒトの心について察するに
仏教でいう「受想行識」のさらに奥に
大いなるものの入口が潜んでいるようだ

草の芽の 生命力や 輝かし
別世界 こんなところが 入口か

*心については、働きから迫る脳科学、精神・意識・感情や行動などから迫る心理学、様々な心を示そうとした宗教や哲学などがある。「受想行識」は、感じたり、知ったり、意欲したり、判断したりする精神のはたらき。

2024年4月7日(日)
桜が満開

 桜が満開

昨日も今日も 桜が満開
昨日は 長男が嫁と子を連れて
今日は 次男が嫁と子を連れて
喜寿の祝いと花見を兼ねてやって来た

138億年の星屑の素材を借りて
大いなるものの意識の一部を借りて
今この一瞬を生き 生かされている
まさかこんな幸せがここにあるとは

孔子の言葉に
「我十有五にして学に志す」から始まり
「七十にして心の欲することに従えども
矩をこえず」に至る回顧がある

我が意識のなか
一瞬のなかの永遠 永遠のなかの一瞬
微塵のなかの無限 無限のなかの微塵
こんなことも そこに至る過程なのかな

我が記憶をたどってみれば
これまで支え続けていただいた
両親や家内を始め 数え切れない人達
身近な地域や自然を始め 大きな環境
さらには 大宇宙の営みに感謝

花咲きて 集いし笑顔 ここにあり

*孔子の言葉は、吉田公平著『論語』たちばな出版、2008年、35頁を参照。

2024年4月2日(火)
花開く時が来た

 花開く時が来た

今年の桜は3月が例年になく寒くて
開花が1週間ほど遅れたが
ついに花開く時が来た
我が意識も花開く時が来たようだ

宇宙開闢 138億年史
太陽系誕生 46億年史
生命誕生 40億年史
人類文明 5千年史

こんな気の遠くなるような時を経ても
いまだヒトは戦争や紛争を止められない
言わば「前史」の状態にあるようだ

ところで
未知なるフィールドに
宇宙開闢から今に至る全情報が記録されている
こんな仮説がある

しかも
そのフィールドは複雑系の性質で
単なる「記録」ではなく「記憶」や「意識」へ
つまり「宇宙意識」になっているという
これが事実ならどうなるだろうか

ヒトも
この「宇宙意識」から生まれ
大切な何かを学びまたそこにもどる
これが事実ならどうなるだろうか

我が意識
一瞬のなかに永遠 永遠のなかに一瞬
微塵のなかに無限 無限のなかに微塵
こんなことも確からしさが増す
そして人類前史も「本史」へ

野に山に 花咲けり 寒に耐え

*年史はWebサイトを参照。田坂広志著『死は存在しない』(光文社新書、2023年)を参照

2024年3月25日(月)
春霞み

 春霞み

今日は 細い春の雨
「つどいの丘」ロビーからの眺めは
霞が窓のすぐ近くまで押し寄せて
いつもの広い景色ではなかった

人は 空間の大きさを
先ずは目で見て知る
目の不自由な人は
肌で感じて知る

人は また
コトバ モノ
コトなどのやりとりで
「かかわり空間」をつくる

自然のなかで降った雨は
川となり 
集まって大海へ注ぎ
水蒸気となり 雨となる
こんな循環がある

自然界では
水のような大きな循環から
素粒子レベルの相互作用や相互依存が
空間のなかで盛んに行われている

されば人も
コトバを正し
モノの在り様を正し
コトの為し方を正さん

襟正す 映りし窓や 春霞み

*素粒子レベルの相互作用について、光子は電磁気力、Zボソン・Wボソンは弱い力、グルーオンは強い力、重力子(未確認)は重力である。相互依存について、水を始め二酸化炭素などの多くの分子が共有結合である。(Webサイトより)

2024年3月20日(水)
ほんのりピンクに

 ほんのりピンクに

ここは「つどいの丘」
やや離れて目に留まるは
ほんのりピンクに見える一群
近づいて見るとソメイヨシノの開花
長い冬から抜け出たよう

そう言えば
長い付き合いのこの体から
ほんの少しでも抜け出してみれば
「第一の自分」より自由な「第二の自分」がある

ところで
量子力学といい量子科学という分野から
これまでの常識から抜け出した発見や仮説がある
それはこの時空間にかかわること

量子もつれにある粒子
どんなにかけ離れていても
瞬時にかかわり合うという発見

量子真空のなかに
ゼロ・ポイント・フィールドという場があり
ここにすべての情報が記録されているという仮説

科学者の坂田広志氏は
このフィールドは宇宙意識と呼べると言う
なんだか「第二の自分」の親である
「永遠の生命」に出会えたよう

さくら花 常の景色や 変わりたる

*田坂広志著『死は存在しない』(光文社新書、2023年)を参照

2024年3月12日(火)
今日は一日雨

 今日は一日雨

今日は一日雨
午前はシトシト 午後はザーッと
温暖前線から寒冷前線へと変わった証し
これも 地球の水循環のひとコマ

この頃の仕事は
春野菜に向けて畑の土づくり
風の冷たいときは山の下草刈り
でも 今日は終日家籠り


どうも人は
自分中心にことをとらえがち
これは 生活のためある程度必要なこと
むしろ 自身の進歩向上には大事なこと

逆に相手の立場で
見たり聞いたり考えたりすることは苦手
でも これは社会生活のため必要なこと
さらに 社会の調和発展には大事なこと

いまだに
子供達の間でいじめがなくならないのは
生まれたときは右脳を使っていたのに
発達とともに左脳をよく使うようになり
違いがよく分かるようになったからかな

一面をよかれと思い進めるときも
裏面のことが考えにあるかないかで
ことの成果に大きな違いが出るようだ

ひとコマや 水の循環 春の雨

*拙著『表裏一体』北辰堂出版、2014年、を参考のこと。

2024年3月8日(金)
この世からあの世へ

 この世からあの世へ

この宇宙は
量子真空から生まれ
138億年の時を経て
今や930億光年の大きさ

現在注目されている仮説に
「物質そのものが
極めて原初的な次元で
意識を持っているのではないか」がある (65)

最先端量子科学の仮説に
「量子真空の中に
ゼロ・ポイント・フィールドと呼ばれる場があり
この宇宙のすべての出来事の情報が

波動情報としてホログラム原理で
記録されている」がある (121)

そんなことから
科学者である坂田広志氏は
ゼロ・ポイント・フィールドは
単なる情報貯蔵庫ではなく
宇宙意識と言うべきものと言う (214)

さらに氏は
我々は その宇宙意識から生まれ
現象世界では自我意識に拘束される (295)
死後 このフィールドに移った自我意識は
徐々に超自我意識と呼ぶべきものになっていくと言う (245)
そうそう「死は存在しない」はこの本のタイトル

さて その超自我意識は
家族のような領域から始まり
共同体意識や国家意識のような領域へ
そして 人類意識 地球意識へ
最後に 宇宙意識へと拡大し合一すると言う (292)
後に拡大合一から「戻る」に改められている

その宇宙意識は
我々の人生を通じて
大切な何かを学び成長しようとしている (326)
このように氏はまとめている

自分の狭い気づきでは
生身の「第一の自分」は
この世でアイデンティティを形成し
悲喜苦楽の生活のなかで種々のかかわり等を学び
やがて「第二の自分」にも気づく

その「第二の自分」は
これに気づかない人も肉体の死とともに
「第一の自分」へのかかわり等を学び終えて
「永遠の生命」の中の居場所へ戻って行く

*田坂広志著『死は存在しない』光文社新書、2023年、( )内数字は、参照・引用の頁

2024年2月23日(金)
梅散るや

 梅散るや

我が家の庭の紅梅も白梅も
シトシトと降るこの雨に打たれて
すっかり散ってしまった

そう言えばこれまで
多種多様な空間があるとしてきたが
もともとそんな空間などは
無いのかも知れない

そうだとすると
喜びも 楽しみも
悲しみも 苦しみも
それを生むかかわりも無いことになる

そうすると
ニヒリズムとなり
全てがどうでもよい退廃的な
生き方につながっていくのではないか

いやいや
その「無」のなかに
一条の光が確かにあるようだ

この極大の宇宙とて
この極小の素粒子の世界とて
「無」から生まれ「無」に帰するではないか

私たちは
そんなものすごい世界のなかに
一条の光として今ここに

生き生かされている

梅散るや その後の新芽 息づけり

2024年2月15日(木)
紅白の梅

 紅白の梅

法面の草刈りをした後
熊手でその片付けをしていると
「この紅梅 白梅 きれいだね―」と
通りすがりの人が声をかけてくれた

この梅の木
夏の日照りにも
台風や木枯らしにも耐え
冬の風雪にもじっと耐えて
今ここに花を咲かせている

この梅の木
根を下ろしたところと
その周りの土や空気のあるところが
すべての空間となる

人からその空間を見れば
いかにもちっぽけな空間に見える
でも それは「第二の自分」から
「第一の自分」を見るようなもの

「第二の自分」には体がない
そのため体内時計からも
肉体的な束縛からも
解放されている

そのことにより
「第二の自分」には
人からけなされることも
ほめられることもない

愛でられし 紅白の梅 ここに咲く

*「第一の自分」「第二の自分」は、拙著『四季開眼』『四季開眼2』展望社を参照のこと。

2024年2月7日(水)
春めいて

 春めいて

冷たい雨の後は一転
今日は 春めいて暖かな陽射し
そんななか話し合った次回研修会テーマ
「今 自分を支えるかかわり」

自分を支えてくれているものは
日光 水 空気を始め
身の周りのすべて

そのなかで人では
先ずは 家族 親戚 先生
そして 友人 知人などとのかかわり

自分としては
先生のなかではとくに
教育工学では沼野一男先生
カウンセンリングでは西島義雄先生
卒業後も励ましていただいた杉田鶴松先生

場所では
故郷の山川や田畑
自宅や小学から大学までの母校
そして 勤務校などとのかかわり

なかでも印象に残るのは
新任の藤岡村立飯野小学校
役職前の三好町立南中学校
退職前の豊田市立中山小学校

付け足して
論語は高校生から
本のなかの本として支えてくれている
安岡正篤の六中観は50代から
忙中にも苦中にも支えられた

おっと
どうにもならないとき
人生の分かれ道など
随分支えられたなあ
「第二の自分」

春めいて 結ぶかかわり そこはかと

*拙著『四季開眼』「こんな星空を見ていると」「昨夜は小雪」、『四季開眼2』「探していた財布」「月も見守る」も参照のこと。

2024年2月4日(日)
今年の立春は

 今年の立春は

今年の立春は
その名のようにポカポカ陽気
紅梅から咲き始め白梅もチラホラ
庭の紅梅の芳香に誘われ小枝を
書斎の花瓶に挿した

その書斎で浮かぶ
素粒子物理学からは
空間の本質的なこととして
相互作用が行われていること
そこでの力の元は 各種粒子の相互作用

作用と反作用もあるが
相互作用の元はと言えば
ヒトでは モノ カネ コトバなどのやりとり
外にも家族のなかのような相互依存も
自然界では 相互循環もあるなあ

待てよ

そうしたかかわりがあって
脳のなかに 各種 大小 長短 強弱の
空間的意識が生まれるようだ

もっとも
空間があって
多様なかかわりができる
空間とかかわりは 表裏一体

もう一歩踏み込んで
よい空間は よいかかわりをつくる
よいかかわりは よい空間をつくる

梅が香や 書斎に満てり 清々し
紅梅の 気高き香り 部屋の中 

*各種粒子の相互作用について、光子は電磁気力、Zボソン・Wボソンは弱い力、グルーオンは強い力、重力子(未確認)は重力である。(Webサイトより)

2024年1月26日(金)
明るい満月

 明るい満月

氷点下の早朝ジョギング
一歩外へ出ると引き締まった空気
そして 明るい満月

満月時の太陽の位置は ほぼ正反対
地球から太陽へは1億5千万キロ
月へは 38万キロ

地球は太陽の周りを
秒速20キロで公転
その太陽は天の川銀河を
秒速300キロで回っている

そんなこの空間
そこに働いているのは主に重力
重力は 空間のひずみとも
重力子の相互作用とも言われている

その同じ物理学から
並行世界の存在や
部分の中に全体を含む
フラクタルの存在も指摘されている

寒月や その満ちしとき スリム着く

*スリム(SLIM)は、JAXAの小型月着陸実証機(2023.9.6打ち上げ24.1.20ピンポイント着)。

2024年1月20日(土)
石油ストーブの前で

 石油ストーブの前で

いつものように
石油ストーブの前で
薩摩芋を焼きながら
新聞で世の中の動きを読む

その記事で
政治の空間 つまり
「政治空間」があることを知った

これは
政治家やその関係者でできる
政治での「かかわり空間」ということになる

おっとそうなると
教育 医療 産業 金融
運輸 エネルギー 資源などでも
その分野での「かかわり空間」ができる

翻って
今朝の焼き芋でも
その焼け具合でかかわる
一時の「かかわり空間」もあるなあ

焼き芋の 裏を返して 防ぐ焦げ
焼き芋の 表押さえて 内をみる

*「政治空間」は、2024.1.20毎日新聞「井上寿一の近代史の扉」結びの文中。

2024年1月13日(土)
なんとかなる

 なんとかなる

2週間ほど前
我が家の梅の剪定をした際
蕾をたくさんつけた小枝を花瓶に挿した
それがこの頃ちらほら咲き始めた

それはそうと
この2週間での大事
元旦早々 能登半島地震
この大地震で200人以上が亡くなり
今も2万人余りが避難生活

半島北部の海岸は隆起し
道路はいたるところで寸断し
電気 ガス 水道が断たれ
住民の孤立が続いている

そのうえ
厳しい寒さが追い打ちをかけるなか
互いに助け合って生きようとしている
なかでも大学受験を控えた高校生
「きっと なんとかなる」と
NHKテレビで放映

なにかしら込み上げてきた
人は「第一の自分」を支える心があり
その奥に魂や意識体と称するものがあり
そこに触れる言葉や姿があると
このように感じるのかな

これは 心の深いところで
人と人とがつながっている証し
今 憎しみ合っている当事者も
この事実に気づいてほしいな

辛くても なんとかなる 冬の梅
冬の梅 申し合わせて 花開く

*能登半島地震は、2024年1月1日に能登半島北部を中心に発生したM7.6(最大震度7)の地震。

2024年1月6日(土)
青かびが生えて
 青かびが生えて

お雑煮を作ろうとして
餅を入れたタッパ−の蓋を開けると
昨日まで無かった青かびが生えていた

青かびは
自然のなかではごく普通に分布
時と所を得てすぐに繁殖し
目に見えるようになる

青かびを見つけてからしばらくして
昨日の気温を読みたくて
新聞を読んでいる家内に
それを見せるように言うと
嫌そうな言葉

その言葉
タイミングが悪かったのか
なんだか青かびを見た気分になった

私たちは
体の五感をを頼りに
「第一の自分」をもとに
生活をしている

でも
「第一の自分」に頼り切っていると
空間のほんとうの在り様が
なかなか分からない

つきし餅 青かび封じ 水のなか

*タッパーは プラスチック製の食品保存容器。
2023年12月24日(日)
クリスマス寒波で

 クリスマス寒波で

今年も
クリスマス寒波で
戸外の貯め置き水は
ほとんど氷が張っていた
この寒さでつい内向きになる

ヒトの心のはたらきが
時空間の認識を生むのか
逆に時空間のはたらきが
ヒトの心の認識を生むのか

言い方を換えて
ヒトの心のはたらきがなければ
時空間の認識は生まれないのか
逆に時空間のはたらきがなければ
ヒトの心の認識は生まれないのか

なんだか
どれでもいいようだ
つまりは この四次元時空間からでは
どちらが先かははっきりできない

それは
心とつながっている「第二の自分」
それが この四次元時空間を超えて
心のはたらきにかかわっているからだ

そうではあっても
生まれたこの世界では
ときに逆境を受け入れ
ときに逆境に対峙して
一生懸命に生きること

今ここに 息する我が身 クリスマス
今ここに 寒さに耐える 我が身かな

2023年12月17日(日)
昨日は忘年会

 昨日は忘年会

昨日は忘年会
名鉄トヨタホテルの会場に
80名余りが集まった
 
宴会が始まると
かつて職場を共にした仲間

世話になった方々を求め三々五々
そこでは当時のかかわりに戻っていた
話題も時空間を超えていた

やはり
ヒトは よきにつけ悪しきにつけ
そのときどきに共有した時空間
この記憶に支えられている

共有した時空間を基に
星屑からできているヒトが
同じ星屑からできているヒトと
幾つものの「かかわり空間」を
つくり合って生きている

過去の「第一の自分」が
現在の「第一の自分」をつくり
未来の「第一の自分」につながる
これら時空を駆けるは「第二の自分」

年の瀬や あの顔この顔 なつかしく

2023年12月10日(日)
今日は小春日和

 今日は小春日和
 
今日は小春日和
このごろの我が家の畑
ニンジン カブ ダイコン
キャベツ ハクサイ コマツナと
次々に収穫

収穫野菜は
猿投山の山麓の水が
多量に含まれていて美味しい

ところで
含みこんでいるものに
含みこまれているとは考えにくい
でも 水なしでは野菜は育たない
野菜は 水に支えられている

星屑からできているヒトが
母なる宇宙を浮かべることは
微塵が宇宙を含みこむに等しい
ヒトの一生 ほんの一瞬ではあるが
宇宙創生 地球誕生を浮かべれば
一瞬が永遠を含みこむに等しい

ヒトの心
小さなことに汲々ならば
ただそのことだけの大きさ
思いやりのできるヒトならば
その思いの及ぶ大きさ

小春日和 静かに見入る 猿投山

*「部分のなかに全体を含む」という密教の曼陀羅がある。なお、拙著『四季開眼2』展望社、「寒気が居座り」115頁も併せて参照のこと。

2023年12月5日(火)
急転直下の冬

 急転直下の冬

ほんの1か月ほど前は夏日もあった
今日は 霜が降り氷も張っていた
身を守るために上着の下に
チョッキを着こんだ

そう言えば
人には身を守るために
生きるための食欲
眠るための睡眠欲
それに性欲を加え三大欲求

かたや
A.H.マズローの欲求五段階説
生理的欲求から安全欲求へ
社会的欲求から承認欲求へ
最後に自己実現欲求だ

先の三大欲求のうち
食欲 睡眠欲は生理的欲求に入り
一生を通して欠かせない

「第二の自分」は体がないので
その生理的欲求だけでなく
他の欲求からも自由となり
清浄無垢な意識が残る

でも
「第一の自分」に執着し過ぎると
なかなかそうはいかない

急転直下 冬となりけり 身縮まる
寒くても 欲の衣や 脱ぎ去りぬ

*A.H.マズロー(1908-70)は、人間尊重の人間性心理学を提唱した。(オクムラ書店『心理学キーワード辞典』参照)

2023年11月25日(土)
冷たい北風で

 冷たい北風で

我が家のコブシ
昨日からの冷たい強風で
色づいていた葉のほとんどが落ちた
その後には 小さな蕾が春を待っていた

コブシに限らず自然界のすべて
互いにかかわり合って存する
自分が自分でいられるのも
かかわりを通してである

そもそも
空間あっての存在

空間がなくなれば
存在も意味を失う

どうも
空間を追究していくと
存在を追究していくことにもなり
不即不離となる

空間と存在が不即不離であるなら
時間と空間も不即不離
そして 時間 空間 存在
一切が不即不離

晩秋の 風吹き抜けし 庭の木々
葉々散りて 小さき蕾 息づけり

*「時間と空間は不即不離」は拙著『四季開眼2』「空澄て」84頁参照のこと。

2023年11月15日(水)
小菊が咲いた

 小菊が咲いた

今年も
屋敷の片隅で
臙脂と白色の小菊が咲いた

こんなこの頃思うに
ヒトは 生まれてより
身の回りのわずかな空間から
五感を通して自らの空間を拡げ
空間情報を通してさらにその空間を拡げ
固有 共有 仮想の空間を持つ

でも
老いていきながら
次第にそれらを縮めていき
生まれて間もない空間に近づく

かたや
現代の天文学 物理学 生物学などから
一昔前には考えられなかったような
空間情報が提供されている

例えば
超新星爆発で生命の素材が造られたこと
宇宙と小さな原子の構造が似ていること
遺伝子の二重螺旋構造の見事さなど

仏教などでは
「あの世」と「この世」があること
「あの世」には天国と地獄があること
天国と地獄にも色々あると言われている
また 輪廻転生もあると言われている

こんななか
「第二の自分」は
肉体の束縛から離れ
空間を選べることから
豊かな世界が開ける

また
肉体を保つための
この世の活動からも解放され
自分さえよければという意識が消え
互いに共栄の世界も開ける

菊の花
香りふくふく
ここに咲く

2023年11月10日(金)
秋の雨

 秋の雨

今日は 肌寒く
朝から雨が降り続いている
紅葉も落葉も続いている

こんなことを感じる「第一の自分」を脱して 
五感で分からない「第二の自分」には
この世界はどのように映るのかな

「第二の自分」には肉体がない
そのため生老病死の苦しみもない
また 体内時計がないために
この一瞬が 永遠となり
永遠が 一瞬となる

そんな「第二の自分」からは
仏教の言葉を借りて言えば
一切衆生への慈悲の眼
柔和忍辱の衣を着て
一切を空と見る眼で
見ているのかな

そこには
自分さえよければという意識も
自国さえよければという意識も
我が民族の優劣という意識も超え
限りなく大きく清らかな意識がある

秋の雨
色づきし葉を
落としけり

*近年、ロシアによるウクライナ侵攻や中東情勢の緊迫があり、幾万幾千の命が失われている。「絶望の種の中に希望の種を」「禍を転じて福と為す」を祈りたい。

2023年11月5日(日)
かくれんぼずき

 かくれたりがりや

このはが いろずき
わずかなかぜでも はらはらとまう
きょう このごろ

おもうに
かくれんぼずき といえば
まず うかぶは まごの なおちゃん
なおちゃんは そのちいさなからだで
カーテンやふとんに うまくかくれる

かくれんぼではないが
わたしたちの まわりをみてみると
くうきがあるのに めにみえない
じゅうりょくという ちからが
たらいているのに めにみえない
ほうそくは すうしきで かけるのに
ほうそくそのものは めにみえない

たいせつなこと
そのことは めにみえない
でも なにかしら てがかりはある

なおちゃんの かくれんぼも
ふとんに かくれているとき
おしりが でているときがある
カーテンに かくれているときも
そのしたが ゆれていることがある

あきの くれ
まいちる このは

かくれけり

2023年10月26日(木)
手術室での2時間

 手術室での2時間

雲のない秋晴れ
東から昇る陽の光で
病室から目に入った大きな病院の看板が
キラキラと輝いていた

時は戻って
夏のころ 畑仕事を終えて
シャワーを浴びているとき 左下腹部に
ぽこんとした膨らみがあるのに気づいた
外科で診察を受けると
脱腸とのこと

そこから
話はとんとん拍子
昨日 手術を受ける運びになった
へそとその左右に2つの小さな穴をあけ
腹腔鏡下で内側からメッシュをあてるというもの

手術室での2時間
麻酔で眠っている間
自分にとっては空白の時間
まるで時間が止まっていたかのよう

まさに
時間は命を育み
命は時間を生む営み

手術後の 病院看板 輝けり
ありがたし 残りの命 今ここに

*脱腸は「鼠径ヘルニア」の通称。ここでの病院は「名豊病院」。主治医(早川哲史医師)もスタッフも協力し合い、明るく親切であった。

2023年10月17日(火)
大きな空の下

 大きな空の下

大きな空の下
県緑化センターの広い芝生の上で
「はい ゆっくり息をはいて」と太極拳

大きさから空間は
肉眼で確認できる空間と
それより大きな空間と小さな空間と
3つに分けられる

肉眼で確認できる空間のうち
密接 個人 社会 公衆といった
対人距離での分け方もある

はたらきからも空間は

固有 共有 仮想の
3つに分けられる

固有空間は
その人のほぼ生活空間でできている
共有空間は
地図や写真 空間情報などでできている
仮想空間は
ゲームやドラマ VR AR MRなど

いずれにしても
普段かかわっている生活空間から
一歩外に出るだけでリラックス

秋の空 はく息長く リラックス
はき切るや 息をゆっくり 秋の空

*「密接・個人・社会・公衆」は、文化人類学者のE.T.ホール(1914-2009)の分け方。VRは仮想現実、ARは拡張現実、MRは複合現実と訳されている。

2023年10月13日(金)
柿つるし

 柿つるし

今年は蜂屋柿のなり年
晴天予報が続くのを見計らって
10個 20個と皮をむいて軒下につるした

世話をすればするほど
それに応えてくれるこの柿の実
でも 剪定や施肥などの時期を違えれば
それにうまく応えてくれない 

人も同じだ
かわいがって育てる時期
困難に耐えて鍛える時期
自立を促す時期などが必ずある

そんな時期を
身近にいる人ほど
分からないことがある

それでも人の成長では
なんとかカバーできるようだ
個人として互いに尊重する姿勢があれば

そう言えば
この頃 9か月の孫は
立って1歩2歩と歩き始め
2歳と2か月になる孫は
3語4語と話し始めた

柿つるし 孫の成長 楽しめり
干し柿や 眺めてうれし 孫の顔

*9か月の孫は「大空」、2歳と2か月になる孫は「海人」という。

2023年10月7日(土)
かなり紅葉が

 かなり紅葉が

先月は記録的な高温
今月に入って急に寒くなった
家の周りの木々をよく見れば
かなり紅葉が進んでいた

ヒトの脳には
気配で何かを感じたり
勝負の瞬間がスローになったり
年々時間が速く過ぎると感じたりと
不思議とも思えることがある

突き詰めてみれば ヒトの脳
広大無辺の宇宙と素粒子の微小世界を
今 ここで凝縮している

さらにまた
悠久の時の流れと一瞬一瞬の時を
今 ここで集約している

おっと脱線
紅葉は 落葉樹が落葉する前
葉緑体からエネルギーを取り出すとき
アントシアニンやカロチノイドが造られる
このように言われている

紅葉や 気温下がれば スイッチオン
紅葉や 山河変わらず そこに在り

*物理学者の佐治晴夫(1935- )氏の「人間の脳に集約している宇宙」(2017.2 毎日新聞投稿)を参照。なお、クロロフィルは緑、アントシアニンは赤、カロチノイドは黄色の色素。

2023年9月29日(金)
コスモスや

 コスモスや

畑の土手で咲いた
「宇宙」の意味を持つコスモスが
澄んだ青空に高く伸びて
ゆらゆらゆれていた

大きな光で始まった宇宙
生命の素は 星の輝きから生まれ
超新星爆発でばらまかれた

そして
46億年前 太陽系が生まれ
40億年前 地球で生命が誕生した
このように言われている

そしてさらに
35億年前 海で光合成できるバクテリアが生まれ
酸素がつくられ それでオゾン層ができ
陸でも生きられるようになった

そうして
4億年前 まず植物が
続いて昆虫 両生類が陸に上がり
500万年前 人類の祖先が登場した
このように言われている

コスモスや ゆらゆらゆれて 何語る
コスモスや ともに星くず 生かされし

*地球・生命の歴史は、WEBサイトを参照した。

2023年9月25日(月)
赤花を写真に

 赤花を写真に

畑の土手に
まず白い彼岸花が咲いた
続いて赤い彼岸花が咲いた
猿投山バックで赤花を写真に収めた

写真は2次元の平面
それでもヒトは遠近のある景色として
瞬時に脳で3次元につくり替えて認識する

仕組みは違っても
3Dホログラムでも
レーザーやデジタル技術をもとに
専用ディスプレイに3次元の像をつくる

2次元から3次元へ
3次元から2次元への変換
肉体的にも技術的にも可能でも
3次元と4次元ではどうかな

彼岸花
ヒトもチョウも
寄せにけり

*物理学者のスティーブン・ホーキング(1942-2018)らによる宇宙論でも、ブラックホール内の情報が表面に書かれているとしている。(WEBサイトより)

2023年9月19日(火)
借りた物

 借りた物

この三日
突然の雨で急いで帰宅
やはり 夏から秋への空模様

元はと言えば
こうした季節の変化
地球の自転軸の傾きを
月の引力が支えていることによる

そんな地球の
この地で生活する我
この肉体の材料は地球から借りた物

さらに言えば
「宇宙の晴れ上がり」の直後
水素など軽い原子しかなかった宇宙に
密度の違いからそれらのガスの塊ができ
それが星となり核融合で重い原子ができた
やがて超新星爆発でその重い原子もばらまかれた

そんな素材を使い
50億年前に太陽ができ
46億年前に地球ができ
40億年前に生命が誕生し
20万年前に新人類が誕生した
このように言われている

そして
この肉体の材料は
「第一の自分」が役目を果たし
肉体が死を迎えたときには地球に返す

いつかまた きっちり返す 借りた物
家こもり 意識は外へ 秋の雨

*地球の自転軸は、公転面に垂直な直線に対して23.4度傾いている。

2023年9月11日(月)
急いで帰宅

 急いで帰宅

畑に出かけて
溝に堆肥を入れると直ぐに
大粒の雨が降って来て
急いで帰宅

さてさて
頼りにしているこの宇宙
138億年前 極微の存在から
インフレーションとビックバーンで始まり
極大の世界へと膨張

生まれたてのその宇宙で
盛んに飛び回っていたのは 自由電子
宇宙が5000度Kほどまで冷えるとヘリウム原子核に
4000度Kほどまで冷えると水素原子核にとらえられた
このようにして「宇宙の晴れ上がり」が起きた

その後も 膨張を続け
今では 直径930億光年ほどの大きさ
そのなかに 2兆個ほどの銀河が生まれている
その1つの天の川銀河では 2000億個ほどの星
その渦の端にある1つが 私たちの太陽
その太陽系惑星8つのうち1つが地球
そんな星のこの地で生活する我

しかも
量子力学からは
並行世界の存在まで指摘されている

これらのことは
「第一の自分」を元にした
頼りにしているこの世界のほんの一端

家のなか
意識は天へ
秋の雨

*度Kは、絶対温度。「宇宙の晴れ上がり」は、物理学者の佐藤文雄氏の言葉。並行世界(パラレルワールド)は、私たちの宇宙と同一次元。(WEBサイトより))

2023年9月5日(火)
虹が輝いていた

 虹が輝いていた

早朝ジョギングで
ユーターンをしかけると
南西の空低く虹が輝いていた

思いは空間に飛ぶ
生まれて間もない赤子
保育器か母親の懐のなかが
全世界であり全固有空間になっている

大人でも
無人島で一人暮らしなら
その無人島とその周りの海が
全世界であり全固有空間になっている

社会生活するに至るや
ごく親しい間柄の密接距離
ちょっとしたテーブル越しの個人距離
大きなテーブル越しになれば 社会距離
個人的なやり取りのできにくい公衆距離
このように対人距離は4つに分けられるという
いずれも 自分中心の固有空間になっている

では
共有空間は
組織や団体 自治体や国家
自分を含めた多くの人たちで成り立っている

また
地図やそれにかかわる情報
天体やそれにかかわる情報
顕微鏡下の世界やそれにかかわる情報など
自分を含めた多くの人事物で成り立っている

行きて見ん 七色の橋 あるところ
空飛んで 七色の橋 たしかめん

*文化人類学者のE.T.ホール(1914-2009)は、人の空間利用を4つ(密接・個人・社会・公衆)に分類した。

2023年8月30日(水)
まっさおなそらに

 まっさおなそらに

まっさおなそらに
もくもくとした しろいくも
そのくものうえから みおろしたいな

そこから めにはいるは
いなほが きろくいろづき
おびのような ほそいみちに
まっちばこのような いえいえがならび
それよりちいさな くるまが いきかっている

わたしたちは
こんなひろがりのなかに いき
そして いかされている

このひろがりは
おもに めをつかい
あたまで くみたてている

わたしたちの よのなかは
たがいに よくかかわることで
むすびつく ちからがうまれる
でも よくかかわらないことで
はなれることもできる

どんなよのなかにしたいか
これが はっきりしたら
このかかわりのちからを
うまくつかっていくことかな

かかわりは
くものみねから
できぬぞや

*なかなかできにくいが、本当のところ、私たちは「愛し合い、生かし合い、信じ合う世の中」を望んでいるのではないか。

2023年8月24日(木)
夏の終わりか

 夏の終わりか

夏の終わりか
今日は朝から雷雨
もどり猛暑の感あれど
秋に向かって一歩一歩

およそ
人が生活している空間は
家族や仲間のように小さくて
不断に意識するものもあれば
民族や国家のように大きくて
普段は意識しないものもある

やはり
人それぞれの生活があり
家族や仲間 学区や地域と大きくなり
自分中心に「生活空間」が意識のなかにできる

かたや 
各組織としての集まりは

その長が中心のシャボン玉のような
「かかわり空間」が意識のなかにできる

雷で
畑に行けず
家のなか

*固有・共有・仮想の三空間のうち、自分が中心の「生活空間」は固有空間、組織などの一員としての「かかわり空間」や地図などは共有空間、ゲームなどの空間は仮想空間にあたる。

2023年8月19日(土)
初盆で

 初 盆 で

初盆で
供物を持参すると
「お父さん!Yさんが来てくださったよ」と
仏壇に向かって呼びかけていただいた

やはり空間を語るには
避けて通れない世界がある
それは あの世の世界のこと
そこに地獄も天国もあるということ
もとよりそんな世界などないとする人もいる

でも 仏教のなかには
地獄には 餓鬼 畜生 修羅など
天国には 声聞 縁覚 菩薩
その上に如来の世界がある
このように言われている

肉体を滅したあと
「第一の自分」は「第二の自分」となり
「第二の自分」は 「永遠の生命」とリンクし
それにふさわしい世界に一定期間存するようだ

盆過ぎて
暑さ残れり
この世界

2023年8月16日(水)
台風7号が

 台風7号が

台風7号がお盆に
日本列島に上陸するや
近畿地方を縦断した

その影響が出る前に
ゴーヤの支柱を強化し
ローゼルには支柱を設置
ナスやオクラは多目に収穫
畑づくりもそれなりの苦労

人生を苦と看破されたお釈迦様
これを 思想家の安岡正篤は
苦のなかに希望を見出した

忙中閑あり 苦中楽あり
死中活あり 壺中天あり
意中人あり 腹中書あり
これは六中観と言われるもの

いきなり
「無」や「空」を出されても
高邁な真理を説かれても
何のことか分からない

それよりも
苦しいなかにも
希望を持って生きること
これこそ万人に通じる教え
「白道」もそこにある

畑見て
一安心
台風過

*8月15日、和歌山県潮岬に上陸した台風7号は、各地に記録的な大雨と交通の被害をもたらした。なお、「白道」は、筆者のペンネームにもあるが、「幸せに至る道」という意味で使っている。
 

2023年8月14日(月)
三枚の写真

 三枚の写真

手元に三枚の写真
一枚は 我が家の夏の畑
一枚は 猿投山からの展望
一枚は 衛星からの日本列島

目の高さが高くなるほど
人の生活の息遣いから離れていく
その代わりに 大まかな空間が現れる

でも 大概は
人は生活のなかの
言わば「生活空間」に生きている
「生活空間」は 「かかわり空間」と
ピッタリ重なるところが多いけれど
生活の舞台そのものとなっている

ときに人は
自分の「生活空間」からも
「かかわり空間」からも脱して
外からそれらを見るとおもしろい

近くから
遠くから見る
夏の畑

*「かかわり空間」は、かかわっているときの空間。「生活空間」は、生活している範囲の空間。

2023年8月5日(土)
シャボン玉

 シャボン玉

畑仕事を終えて家に帰ると
6歳の孫と2歳の孫がシャボン玉で
盛り上がっていた

なにも
素粒子物理学を出さなくても
子どもの遊びなどのかかわり合いでも
かかわり空間」ができる

やはり
人それぞれのの生活があり
家族 仲間 学校 会社 社会
さらに国家や民族などと大きくなり
自分中心に大きなシャボン玉のような
かかわり空間」ができる

かたや
官民の組織としての活動も
その長が中心のシャボン玉のような
かかわり空間」がある

その空間の在り様
民族などのように大きくて
普段は意識しないものもあれば
家族や仲間のように小さくて
不断にかかわるものもある

夏シャボン
キャッキャッ遊ぶ
孫二人

*前述の固有・共有・仮想空間のうち、自分中心の「かかわり空間」は、固有空間にあたる。組織の一員としてのそれは、共有空間にあたる。

2023年8月1日(火)
お婆さんのお喋り

 お婆さんのお喋り

今日も猛暑
避暑を兼ねて「つどいの丘」で読書
お婆さんのお喋りとたまたま出合う

思えば
人それぞれの人生があり
言葉などのキャッチボールで
かかわりを生むと同時に
かかわり空間もできる

そう言えば
私たちの周りのすべてのもの
有用無用は別として役割がある
その役割は かかわりから生まれる

話は飛んで
素粒子物理学では
空間で働く4つの力は
素粒子の相互作用が仲立ちをしている

電磁気力は フォトン
弱い力は ウィークボゾン
強い力は グルーオン
重力だけは 重力子が未確認という

婆さんの よもやま話 夏盛り
夏読書 隣の会話 苦にならず

*重力子(グラビトン)は、アインシュタインの一般相対性理論から導かれる重力波を媒介する粒子として提唱された(『ウィキペディア』より)。なお、重力波は、2017年の観測装置LIGOでとらえられた。